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NTM症治療の副作用

肺NTM症の治療薬によって、つらい副作用に悩まされることがあります。ここでは、肺NTM症の副作用を和らげるために役立つヒントを紹介します。副作用のことや、副作用を改善するための対策、あるいは薬の用量の調節については、必ず主治医と相談してください。

倦怠感

倦怠感は、この疾患と治療の両方から来る一般的な副作用です。体力を100%取り戻せる薬はありませんが、倦怠感に対処する方法はあります。適切な栄養管理、十分な水分補給、そして運動が気分を改善するのに役立ちます。多くの患者は体重を減らすことになりますが、病気と闘うにはエネルギーが必要になるため、体重が過剰に減少した場合には、カロリーを余分に摂取して栄養補給を行います。詳細については栄養ガイドで確認できます。

胃のむかつき

胃腸障害は抗菌薬の副作用としてよく起こります。症状は、膨満感や軽度の不快感から、吐き気、ひどい場合には激しい下痢で極度の脱水症状を起こすこともあります。このような胃のむかつきは、抗菌薬が腸内に常在する善玉菌も殺してしまうことが原因かもしれません。プロバイオティクス栄養補助食品は、善玉菌を増やす助けになります(注:日本では一般的ではありません)。吐き気は、ジンジャーエールやショウガ飴など、ショウガを口にすると楽になることがあります。吐き気がひどい場合には、主治医に相談して吐き気止めの薬を処方してもらうこともできます。

酵母(イースト)菌:カンジダの簡単な説明

抗菌薬治療でよく起こる副作用に、カンジダ症などの酵母菌感染症があります。これは真菌の異常増殖によるもので、原因となるのは通常、カンジダ・アルビカンスという菌です。多いのは腟カンジダ症ですが、口腔内に発生することもあり、これは口腔カンジダ症と呼ばれます。性感染症ではありませんが、感染したパートナーと性交渉を行った後、男性器に症状が現れることもあります。

腟カンジダ症の症状には、分泌物異常、排尿時の痛み、患部周辺の発赤や腫れ、かゆみ、ヒリヒリとした痛みなどがあります。口腔カンジダ症では、口腔内や舌に白みがかった柔らかい腫れ物ができ、炎症を起こした組織が出血しやすい状態になります。どちらのカンジダ感染症も医師の診断と速やかな治療が必要です。カンジダ症を自己治療するのは、症状が軽度で、最初の感染症ではなく、症状に精通している場合に限定する必要があります。何度も再発する場合は、さらなる治療のために医師の診察を受ける必要があります。

カンジダ症の治療薬には、市販薬やうがい薬、さらには処方のクリームや坐薬があります (坐薬は短時間冷蔵庫で冷やすと使いやすいかもしれません)。症状が重い場合や再発を繰り返す場合には、経口抗真菌薬の服用が必要な場合があります。また、体内の善玉菌を増やしてバランスを整える方法もあります。その中にはサプリメントとして服用できるプロバイオティクス、生きた菌の含まれるヨーグルトなどの食品、または坐薬が含まれます。

口腔カンジダ症は、3%に希釈した過酸化水素水で1日に数回口腔内をすすぎ、柔らかい歯ブラシでこすることによって治療し、また予防できます。また、抗真菌作用のあるうがい薬や、トローチ剤、経口薬を主治医に処方してもらうのもよいでしょう。生きた菌の含まれるヨーグルトなどの食品やプロバイオティクス栄養補助食品も有効です。

プロバイオティクスに関する注意点

市販のプロバイオティクス栄養補助食品や食品に含まれる生菌は乳酸菌の1種のアシドフィルス菌が一般的ですが、他の菌が含まれる製品もあります。多くの種類があるので、主治医から特定の銘柄を勧めてもらったり、自分でいくつか試して好みに合うものを見つけたりするとよいでしょう。

プロバイオティクスは生きている菌なので、抗菌薬と同時に服用してはいけません。抗菌薬と3、4時間の間隔をあけて服用しないと抗菌薬が生きている菌を全滅させてしまいます。冷蔵庫で保管する必要がある製品が多いため、パッケージの説明書をよく読みましょう。

プロバイオティクス栄養補助食品は、さまざまな用量(カプセルあたりの生菌数)のものがあり、中には効き目の強いものもあります。これは、最初は消化器系にショックを与え、胃のむかつきを引き起こすこともあります。体が善玉菌の増量に慣れるまで時間がかかる場合があるため、少ない用量から始め、慣れたら用量を増やすとよいでしょう。

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