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NTM感染症の診断方法

NTM症はしばしば誤診されます。残念ながら、このために最初の診断がついたときにはすでに反復感染を起こしていることがあります。この場合、診断前に行った単剤療法(一種類の薬物での治療)から何らかの薬剤耐性が生じていると、治療をいっそう困難にします。反復感染とそれに伴う炎症反応が、呼吸器系にさらに損傷を与えている可能性もあります。

NTM感染の検査は複雑ではありませんが、医師はNTMを疑って正しい検査を発注する必要があります。

NTMの診断には以下が含まれます。

  1. 喀痰(塗抹と培養)の顕微鏡による抗酸菌(AFB)塗抹検査と培養検査を行います。これらは抗酸菌を同定する基本的な検査です。菌株と薬剤感受性を正確に特定するために、この検査は専門の検査機関で行います(注:日本では病院毎に異なります)。検査の結果から、あなたが感染したNTM症の菌株にはどの薬がより有効か(薬剤感受性)、またどの薬が無効か(薬剤耐性)がわかります。NTM感染症を単剤療法で治療する場合によくある問題として同様に重要なのは、薬剤耐性を発症するリスクを最小限に抑えるために使用する薬剤の組み合わせを決定する必要があることです。喀痰(粘液または痰ともいいます)がうまく取れない場合、気管支鏡を用いて必要な検体を採取することがあります。
  2. 胸部CT(コンピュータ断層撮影)検査。CTスキャンは、単一軸を中心に回転しながら撮影した一連の2次元X線画像から、3次元画像を作成するものです。肺疾患の基本的な判定は、胸部X線検査だけでできますが、それで十分ではありません。CTスキャンは、疾患の広がりや部位を詳細に観察できる重要な診断ツールです。これにより粘液で満たされた気道を表示できます。これは、画像上に白い斑点として表示されます(枝のような外観のため、「木の芽」と呼ばれることもあります)。NTM症の診断と経過観察には、通常、造影剤なしの高解像度CTスキャンが必要です。
  3. 病歴。幼児期も含め、あなたがこれまでにどのような病気にかかったかという情報は、主治医が肺の基礎疾患などについて知る手がかりになります。家族の既往歴を収集するヒントについては、ここをクリックしてください
  4. 肺機能検査(PFT): 肺機能検査(PFT)とは何で、なぜ必要か?
    胸部CTスキャンは、肺に異常があるかどうかを見るためのものです。肺機能検査(PFT)は肺の働きを調べる検査です。一般に、肺疾患の経過観察のために行いますが、外科手術が妥当かどうかの判断にも用います。

一般的な肺機能検査の内容:

肺活量測定:息を最大限に吸い込み、強制的にすべて吐き切るようにして、肺に出入りする気流を測定します。

プレチスモグラフィ:呼吸時に生じる圧力の変化を利用して、肺の容量を測定する検査。

拡散能:少量の一酸化炭素を吸い込み、血液中にどの程度取り込まれるかを測定する検査。肺が酸素を血液中に放出する能力を示す。

動脈血ガス測定:細動脈(通常は手首)から微量の血液を採取して、血中の酸素と二酸化炭素の量を分析する検査。

オキシメトリ(酸素飽和度測定):パルスオキシメータという機器を1~2分間指に装着して、血中の酸素濃度を測定する検査。

 

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