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その他関連疾患

肺組織の損傷が起きるのには多くの理由があります。多くの場合、このような損傷が潜在的な脆弱性となり肺NTM症にかかりやすくなります。

肺炎、シュードモナス、アスペルギルス感染症などの病気に加えて、併存症と呼ばれる他の疾患によって、肺NTM症にかかりやすくなる可能性があります。

α1アンチトリプシン欠損症は、α1アンチトリプシンと言われる蛋白質の産生に障害に起因する遺伝性疾患です。肺中にある蛋白活性の低下や、肝臓の蛋白蓄積を引き起こします。α1アンチトリプシン欠損症は、深刻な肺または肝臓の障害をを引き起こします。一部のNTM患者がα1と診断されることも、また一部のα1患者が肺NTM症と診断されることもあります。

COPD(慢性閉塞性肺疾患)は、肺気腫、慢性気管支炎、気管支拡張症など持続的な気道閉塞性疾患の総称です。気管支拡張症の詳細については、ここをクリックしてください

嚢胞性線維症は、肺と消化管に障害を引き起こす遺伝性の慢性肺疾患です。嚢胞性線維症とNTMの患者の間には有意な重複があります。嚢胞性線維症の詳細については、ここをクリックしてください

肺気腫は、慢性閉塞性肺疾患(COPD)の進行した病態で、肺胞や肺の末梢気道が損傷した結果、呼吸困難に至ります。肺気腫は通常喫煙が原因です。

胃食道逆流症(GERD)は、口や胃の内容物が気道から肺に流入します。患者によっては、この病態が肺NTM症の一因となると広く信じられています。

グラム陰性菌感染症 グラム陰性菌は気道感染を起こすことがある菌群です。NTM患者の中には、緑膿菌、アクロモバクター、肺炎桿菌などのグラム陰性感染を合併していることがあります。

免疫系の障害によっても、肺NTM症にかかりやすくなります。これらの問題には免疫調節不全などがあります。免疫調節不全は、抑制が効かない、または制御されていない免疫応答のことで、不適切に活性化、または脆弱になった免疫反応です。他の免疫機能不全は、化学療法などの免疫抑制療法や、シェーグレン病関節リウマチクローン病潰瘍性大腸炎などの疾患の治療に使用される薬物によって引き起こされる可能性があります。

PCD(原発性線毛機能不全症)は、遺伝性の線毛運動不全です。PCDは、カルタゲナー症候群(逆位のPCD)または運動性繊毛症候群とも呼ばれます。線毛運動は、肺、副鼻腔や耳で細菌や分泌物を除去し、感染や病気を防ぐ役割を担っています。PCD患者は、線毛の機能が低下しており、肺、耳や副鼻腔に慢性的・再発性の感染症を起こします。